

椿堂さんのカッティングボードと小盆
奥多摩の山麓に工房を構え、地元の材を中心にもの作りを続ける
「家具屋 椿堂」の羽尾 芳郎 (はねお よしろう)さん。
mokujiの定食用のお盆を作ってくれた方でもあります。
この度、カッティングボードと小盆(ミニプレート)が入荷しました。 まずはこちら、クルミの木のカッティングボード。 家具を作る際の端材を生かして作られているそう。
(端材というか、家具に使うにはクセの強すぎる部分、フシがあったり木目が特徴的だったり、そういった部分のことです。)
羽尾さんはこの端材が一番輝ける方法を常に考えているといいます。 時には何年も寝かせておいたり、様々な構想を繰り広げたり。 そうしてこの度、とある家具の端材であった木材が、
輝かしい個性を持ったカッティングボードとして生まれました。
木のフシも、表情のある木目もとても愛おしい。 羽尾さんのそういうもの作りの姿勢、素晴らしいなあと思います。 price : 6000yen 〜 続いてはこちら、チーク材の小盆。 お盆、というよりかは小ぶりで、ミニプレートというか、一人善というか、 とにかく絶妙


「ロシアの装丁と装画の世界」の図録
高円寺の「えほんやるすばんばんするかいしゃ」さんで今年5月〜6月に行われた展示、
「ロシアの装丁と装画の世界展」。 その際に、店主荒木さんらが作った素晴らしい図録がこちら。
当店でも扱えることになりました。うれしい! それはそうと、ざっと「ロシアの装丁と装画の世界展」の話をさせてください。 我々もこの展示にお邪魔しました。 おそらく1000冊ほどの(もっとあったのかもしれない)ソ連時代の書籍が、 壁一面にずらーっと並んでいたり積んであったりしました。 ロシアの本というと、薄くてぺらぺらの絵本くらいしか見たことがなかったので、 ハードカバーの児童書や書籍がこんなにたくさん一堂に並んでいるのを見たのは初めて。
お店に入った瞬間、なんかすごいことになってる!という興奮に包まれました。 一冊一冊手に取ってみると、デザインがほんとうに面白い。
カクッとしてペタッとしたグラフィカルな表現が多くて、全体的にかっこいい。 表紙と見返しにギャップがあったり、挿絵が意外なタッチだったり、 印刷もいったいどういう手法なんだろう?と興味の湧くものばかり。 もちろ


mokujiにある雑貨・古物いろいろ
mokujiにはオリジナル雑貨、作家物以外にも、主に実用性のないちょっと古い物、まあまあ古い物なども置いています。
実用性のないものはやはり、実用性のあるものよりかは売れません(当店の場合です)。 けれども、自分はどうにもこの実用性のないものが無性に好きで、 個人的に蒐集するはおろか、結局お店にも用途のない古いものを並べてしまう次第です。 用途のないものとはなにかというと、基本的には「顔」のあるものだと思っています。 人形や民芸以外の「道具」のようなものにも、古いものには顔、ならびに表情があって、 それが古いもの特有の、あの言いようのない「愛嬌」となっているように思います。 まあ、要するに当店で扱っている品々は、飾ったり眺めたりするしか活用法のないものです。 活用法のないものは実はコレクタブルアイテムという別名も持っているのですが、 あいにく当店ではコレクターをうならせるレベルのものはあまり置いていません。 ジャンルを絞って、なにかに特化して専門的に物を販売する勇気も才能も知識もないので、
開店から一貫して当店にならんでいるものは主に骨董市な